せきが長引くという症状

せきが長引く

風邪をひいたときにせきが出ることはよくありますが、風邪が治ったあともせきが長引くという症状もあります。
せきと一緒に痰が残ることもあります。
これら以外は特に問題はないため、どうしてせきだけが治らないのか、疑問に思うこともあるでしょう。
このような症状はよくあり、その原因も一つだけではありません。
せきが長引くときは改めて病院を受診するといいです。

せきが長引く原因は?

せきが長引く原因として、まずは風邪の後遺症のような形でせきだけが残ることがあります。
その原因が何なのか、厳密には分かっていない部分もありますが、風邪を引いたあと、特にその他の病気や異常が見つからないのにせきだけが長引くという症状はよくあるため、主要な原因の一つに数えられています。
このようなこともあると知っておくといいでしょう。

次に咳喘息があります。
いわゆる喘息とは違う病気となりますが、放置すると喘息につながる場合があるため、早期治療がおすすめとなります。
これはせきを唯一の症状とする病気で、痰などは伴いません。
喘息の特徴となる喘鳴はないのですが慢性的にせきが出ます。
気管支拡張剤や吸入薬などの薬で治療できます。

百日咳という可能性もあります。
これは百日近くせきが続く病気となり、初期症状は風邪に似ているため、見分けが困難です。
風邪をひいてせきだけが長引いているという症状が、実はすべて百日咳の症状だったという可能性もあります。
マイコプラズマ肺炎も百日咳と同じように一見すると風邪のような症状と長引くせきが特徴となります。
このほかにもせきが長引く原因はたくさんあります
中には結核や肺がんなど、重い病気の可能性もありますから、せきが長引くときは病院を受診して医師の診察を受けてください。

せきが長引くときは何科?

せきが長引くときは内科、呼吸器内科、耳鼻科などを受診するといいです。
内科は風邪をひいたときにおなじみの病院ですが、せきだけが長引くといった症状でも利用できます。
呼吸器内科は呼吸器の病気を特に専門にしている病院です。
風邪のあとにせきが長引くなどの症状にも強いですから、この症状で困っているときには受診を考えるといいでしょう。

耳鼻科は耳や鼻や喉の専門となる病院ですが、せきについても診ています。
せきだけが長引いているときにも受診を考えてみるといいでしょう。
この中でどの病院に行くといいかですが、せきが長引く原因は非常に多いため、どこの病院が一番おすすめということはありません。
複数の病院を利用することで長引いていたせきがようやく治ることもあります。
まずはどこかの病院で早く相談するといいですが、迷うときはひとまず内科を受診するといいでしょう。