アレルギー検査

アレルギーの検査について

耳鼻科では花粉症などアレルギーの症状をよく診ていますが、こちらではアレルギー検査もできることが多いです。
アレルギー検査とはどんなアレルギーを持っているのか、そのアレルゲンを特定する検査ですね。
たとえば春先になって急に鼻水や鼻づまりが出てきた方など、花粉症の可能性が高いわけですが、もっと厳密にいうとそれはスギ花粉アレルギーだったり、ヒノキ花粉アレルギーだったりするわけです。

自分が何のアレルゲンに反応しているのかを知ることは、アレルギーとうまく付き合う上で大事なことです。
アレルギーの症状は薬で抑えられますが、それを飲んでも症状が完治するわけではありません。
あくまで薬の効果が効いている間だけアレルギーの症状を抑えているだけです。

ですからアレルギーとうまく付き合うには自分のアレルゲンをよく知っておき、そのアレルゲンをなるべく避けるように生活することが大事です。
そのためにもどんなアレルギーがあるのか調べる意義があるのですが、それができるのがアレルギー検査です。

アレルギー検査ってどんなもの?

アレルギー検査は血液検査がよく使われます。
血液を少し採取して、それを使って各アレルゲンに対する反応を調べます。
強い反応を示すアレルゲンがあれば、自分がそれに対するアレルギーを持っていることになるのです。

この結果がすぐにわかる検査もあります。
この検査では血液を採るために注射なども必要ない場合があり、小さな針で指先などを少し刺し、ほんの少しの血液を検査キットに流すことで検査ができます。
そのキットで調べられるアレルゲンは固定で変更できない場合が多いのですが、スギやヒノキといったよくあるアレルギーは調べられます。
結果が出るのが早く、20分ほどで結果が出ますから、耳鼻科を受診したその日に何アレルギーがあるのか、いくつか判明する場合も多いです。

このようなキットを使わない場合のアレルギー検査は結果が出るまでに数日かかることが多いです。
そのためアレルギー検査を受けたその日のうちには結果がわからず、また数日後に結果を聞きに来院するという流れになります。
少し手間がありますが、どんなアレルゲンへの反応を調べるのか、それぞれの患者ごとに項目を独自に設定できます。
患者の方で調べたいアレルゲンの希望ができるほか、医師の方で調べた方がいいと判断したアレルゲンなどいくつかの項目で検査を行えるのです。
耳鼻科ではこのようなアレルギー検査ができますから、アレルギーと思われる症状が続いている方など検査も考えてみてください。