黄色の鼻水について

鼻水は無色透明が通常となり、色がついていることはありません。
しかし鼻で何か異常が起きていると色がつき、黄色の鼻水が出ることもあります。
多少なら問題ない場合も多いですが、黄色の鼻水が続くときには耳鼻科の受診も考えるといいでしょう。

黄色の鼻水とはどんなものかというと、だいたいの場合は粘り気が強く、普段は見ない濃い色の鼻水となります。
黄色と言われると色鮮やかな色を思い浮かべるかもしれませんが、実際には少し濁った黄色となることもあり、場合によっては茶色っぽく見えたり、少し緑っぽく見えることもあるかもしれません。
ただいずれにしても通常の鼻水は無色透明となり、色がついた鼻水が継続的に出ることはそれほどありません。
黄色っぽい鼻水が出たときは何か鼻で異常が起きている可能性があります。

黄色の鼻水が出るのはどんなとき？

黄色の鼻水は風邪をひいたときに出ることもよくあります。
これは体の免疫細胞がウイルスや細菌と戦い、死滅したものが含まれるため、このような色となるのです。
軽い風邪のときはあまりこのような鼻水が出ないこともありますが、重い風邪をひいたときなどかなり黄色の鼻水が出ることもあります。
しかしただの風邪のときに出る黄色の鼻水はそれほど心配いらない場合も多く、そのまま休息を取っていれば自然に治ることも多いです。

このほかの症状では、慢性副鼻腔炎や蓄膿症といった症状で黄色の鼻水が出ることがありますね。
そしてこれら症状は風邪のときと違い、休んでいれば自然にすぐ治るといった症状ではありません。
黄色の鼻水がずっと出ており治らないときなどこれら風邪以外の症状の可能性もありますから、耳鼻科の受診も考えるといいでしょう。

黄色の鼻水の相談は耳鼻科へ

黄色の鼻水が出るといった症状の相談は耳鼻科がおすすめです。
風邪の影響で黄色の鼻水が出ている場合は内科でも対応できますが、それ以外の鼻で起こる病気や異常について正確な診察をするためには、鼻の奥まで診察ができる耳鼻科がおすすめとなります。
受診すると鼻の奥や鼻水の状態を診察し、その他の問診内容などと合わせて可能性の高い症状を診断していきます。

風邪によるものなら風邪薬のほかに休息を取ることによって治ることも多いですが、それ以外の症状だった場合、ときには手術が必要になることもあります。
そのような可能性もありますから、黄色の鼻水が継続して出ているときには耳鼻科を早めに受診するといいです。