イネ花粉の症状と予防、耳鼻咽喉科での治療法は?

なんだか最近鼻がムズムズする、鼻水が頻繁に出る、鼻づまりが気になると感じたらアレルギー性鼻炎かもしれません。
「でもスギ花粉の時期でもないし、ただの風邪かな?」と思っている人は多いです。
こんなことを思っているあなたは、スギ花粉ではなくイネ花粉により症状が出ているかもしれませんよ。
花粉かもしれないと思ったら、耳鼻咽喉科で検査を受けるようにしましょう。

・イネ花粉の症状と治療の仕方
スギ花粉の場合は2月〜4月にかけて花粉が飛ぶのですが、イネ花粉の場合は5月〜6月中旬頃に症状が出始めると言われています。
このため、スギ花粉ではなかったとしても、5月頃に症状が出始めた場合はイネ花粉の疑いがあるということになります。
症状は主に、ハウスダストやスギ花粉と同じでくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が見られるのですが、イネ花粉の場合は果物を食べたときに口内がかゆくなったり、イガイガしたりすることもあるそうです。

・イネ花粉の予防法と耳鼻咽喉科での治療法は?
イネ花粉の場合はスギやヒノキのように遠くまで飛ぶことはないので、開花中の草むらに近寄ったりしなければ防げるアレルギー性鼻炎です。
よって、イネ花粉が飛ぶ5月〜6月頃までは開花中の草むらに近寄ったり、入ったりしないようにして予防しましょう。
また、花粉を室内に入れないためにも、必要なとき以外は空気の入れ替えを行わないようにしたり、マスクやメガネなどを付けて外出するようにしましょう。

耳鼻咽喉科でイネ花粉の治療を行うときは、抗ヒスタミン薬の内服薬や抗アレルギー薬の入った目薬などで治療を行います。
これらの薬はイネ花粉を根本的に治す薬ではなく、症状を一時的に抑える薬です。
なので、症状が起きないようにするためにも予防をきちんと行い、症状が出ないように気を付けましょう。

このようにスギ花粉の時期が終わっていたとしても、季節性のアレルギー性鼻炎が起きてしまうことがあります。
日本ではいろんな花粉が飛び、イネ花粉のアレルギーが出てしまう人も少なくありません。
スギ花粉の時期ではないから風邪だと思っていると、症状は治まっていくどころか悪化して酷くなる恐れもあるので注意しましょう。
アレルギーの症状(くしゃみ鼻水、鼻づまり)が見られる場合は、耳鼻咽喉科でアレルギー検査を受け適切な治療を受けるようにしましょう。
間違っても病院に行かず、自己判断で風邪薬などを飲まないように注意しましょう。